Tシャツを重ねて着るファッションがふつうになったのはいつの頃からだろうか

Tシャツを重ねて着るのはおかしいことではない

Tシャツを重ね着するとき、僕は鏡をじっと見つめ、これで本当に洋服して成立しているだろうかと何度も自問自答して、納得がいくまで外出はしない。

 

本来Tシャツは重ね着するものではないと僕は考えている。

シャツはあくまでも肌着であって、その上に何かしらの上着を羽織るものであり、シャツ自体を重ねるのはイレギュラーであるという考えが根底にあるのだ。

 

一体Tシャツを重ねて着るファッションがふつうになったのはいつの頃からだろうか。

少なくとも僕が中学生のころは、そのようなファッションはなかった。

高校生くらいになってシャツを重ねて着る男子を見かけるようになり、それを見た僕は非常に違和感を抱いた記憶がある。

アバンギャルドというか、前衛的というか、とにかく僕ら一般人には理解できない先進的なファッションだと感じたのだ。

 

今となっては、Tシャツを重ねて着るのはおかしいことではない。僕もいつの間にかシャツを重ねて着るようになった。

寒い冬には防寒として重ね着はするが、防寒ではなくファッションとして着るようになったのだ。

けれど、いまだ重ね着に対するちょっとした抵抗があるようで、重ね着をするときは慎重に鏡を見て自問自答する癖があるのだ。

襟ぐりの広いTシャツ

Tシャツを重ね着するときというと、大きさの異なるものを重ねて着る場合ではないだろうかと思います。

これまでの私は、こうした大きさの異なるものを重ねて着るというファッションセンスを持ち合せていなかったので、一度もやってみたことがありません。

テレビでタレントさんがやっているのを見ると、けっこうおしゃれかもと思うのですが、実際にやるとなるとかなりファッションセンスが求められ、結果的には断念してしまっています。

けれど、昨年の母の日でプレゼントにTシャツを選んだ私と妹は、致命的な失敗を犯してしまいました。

母の身頃のサイズに合わせて選んだら、襟ぐりが広く開きすぎて、たいそうセクシーなデザインのものになってしまったのです。

若い人向けのお店だったことも、このTシャツがこれほどまでに襟ぐりが広いとは気づかずに買ってしまった原因のひとつでした。

そこで、急遽母の日のプレゼントを化粧品に変えて撤収したのですが、この後、さてどうしたものか、着用に困りました。

そんなとき、テレビを見ていて、重ね着という方法があるということに気づきました。

今年の夏は襟ぐりの広いTシャツに合う色合いのものを見つけ、初の重ね着にチャレンジしようと思っています。